出産しました!~出産体験記その3 いざ、分娩室へ~
出産体験記その3
産後休暇中30歳女です。先日、第1子を出産しました。
出産直前で不安に感じている方の参考に少しでもなればという思いと出産という貴重な経験を書き留めておきたいとい思いで体験を記します。
出産体験記その2では病院に到着してから分娩室に行くまでを書きましたので、その3ではいよいよ出産!分娩室での出来事を記します。
いざ、分娩室へ!
診察を受けて子宮口が7,8cm開いていることを確認して、いよいよ分娩室へ行くことになりました。このときの痛みは、歩けないほど。下痢のときにうんちを我慢するような感覚。その我慢が全然自分で操作できない感じ。何か出そうな感じがするのですが、それがすごく硬くてズシンと骨にぶつかるような感じだったと思います。
そして、分娩室へ。痛いので分娩台に上がるのも一苦労。何とかして上がったときに、「隣(の部屋)に移れる?こっち(子宮口が)全開!」という看護師さんの声が。
私とほぼ同時に出産を控えた方がいたのです。しかも、その人は子宮口が全開!ということで、私は分娩台を痛みを耐えながら降りて、いつもモニター検査をする隣の部屋に移りました。
実は分娩室に入ったにはこの一瞬だけ。私は、いつもモニター検査を行う部屋で出産を迎えました。
部屋を移動して陣痛に耐えました。看護師さんが腰をマッサージしてくれたり、助産師さんが呼吸の仕方を教えてくれました。
陣痛がきたらゆっくりと息をふぅーーーとはきます。よく聞く「ひっ、ひっ、ふぅーーー」じゃないんですね。病院によるのかな。
とにもかくにもやっぱり陣痛が痛いのなんのって。
私は、あんまり感情とか表に出やすい方ではないですが、このときばかりは我を忘れて苦しみました。叫ぶまではしませんでしたが、「痛い、痛い」とうめき続けました。
とにかく痛みを何とかしたかったので、助産師さんから教えてもらった呼吸法を素直に実践し続けました。
でも、息をふぅーーーと吐くだけなのに、痛みが強いとそれもままならないんです。ゆっくり呼吸をしたいのに、痛みで呼吸が浅くなってしまうんです。
私が陣痛に耐えている間に隣の部屋からオギャーと赤ちゃんの泣き声が。分娩室を譲った方が一足先に出産を迎えていました。
そんな感じで陣痛に耐え続けて1時間くらいすると、助産師さんが「そろそろ出産の準備をしますね」といって、準備を始めてくれました。そして、いわゆる出産のシーン(足を開いて力むシーン)が出来上がりました。
分娩室にいったらすぐに産むのかと思っていたら、私の場合大半は陣痛に耐える時間でした。
陣痛に耐えている間から、ズシンズシンと骨に何かぶつかって出てきそうな感覚がずっとありましたが、ここからがいよいよその何かを出す時間です。何かとはもちろん赤ちゃんですが、赤ちゃんを迎えるために力みます。
陣痛の痛みが来たら「ふぅー、ふぅー、んんんんーーーーー」と力を込めて赤ちゃんを押し出します。
このとき助産師さんが「私の方向にまっすぐ力を入れるように。そのあとおへそを見るように力を入れましょう」と教えてくれました。すごくわかりやすい説明で、心強かったのを覚えています。助産師さんの誘導がわかりやすかったので、ここからが早かった!まだまだこれからと思っていたときに、「もうあと3回(力む)くらいで産まれますよ!」と言われました。
もう痛いやら力むので苦しいやらでへとへとでしたが、この言葉に最後の力を振り絞って力めるだけ力みました。
よく出産は鼻からスイカを出すようなものと表現されますが、もうこの段階ではその痛みは感じませんでした。
そして、「あと1回で産まれるので、旦那さん呼びますね。」と助産師さんに言われました。立ち合い出産を希望していたので夫を呼んでもらいました。そして、夫が入ってきて、最後の1回、とにかくできる限りの力を込めて赤ちゃんを押し出しました。
助産師さんが産まれた我が子を私の胸に渡してくれました。
この時の気持ちは「よかった、無事に産まれて、本当によかった」でした。産まれてくるまで、ちゃんと無事に産まれて来てくれるか不安だったので本当に安心しました。
陣痛が来てから8時間20分で我が子に対面しました。
私の長いようで短かった妊娠生活は終了しました。
出産は本当に大変だけど、すごく大切な経験になったと感じます。
このような経験をさせてくれた夫に感謝ですし、妊娠中支えてくれた夫をはじめ多くの方々に感謝感謝です。
出産は大変!だけど、すごく良いもの
妊娠中、私はとにかく出産の痛みが恐怖で仕方なかったです。自分に耐えられるのか、どれほどの痛みなのか・・・などなど。
出産を経験して、陣痛はやっぱりかなり痛かった!だけど、それ以上に得られるものが多いですね。
出産の痛みって忘れるって言いますが、確かに忘れてます。こんな痛みって説明はできますが、リアルに思い出せなくなってます。人間って不思議ですね。すごいですね。
ここまでが、出産までの体験記です。
出産後にもいろいろありましたのでそれも書こうと思います。続きは出産体験記その4へ。